各種ルータの VPN 接続テストをするのにセッション分けを多用しています。HGWだとONU一体で、PPPoEバススルーなどで工夫して使用していました。しかし、数種類のルータを同時に接続すると HGW が応答しなくなり、リセットすることも度々あり、面倒に思っていました。ある日、弊社にある 回線に小型ONUがついていることに気づき【今更ですが】HUBにつないで楽になるというのが今回の計画の発端です。

弊社主契約回線は NTT 東日本のひかり電話です。HGW は RX-600MI です。SFP ポートに小型 ONU または、大型 ONU【と便宜上呼びます】からの LAN を接続する WAN ポートを持っています。【排他利用でした】

※ちなみに小型ONU動作状態でWANポートが動作すればセッション分けハブが不要と思い、
 試しに接続しましたが残念ながらリンクしませんでした。排他制御はしっかりできていました。

で、SFP ポートを有する一部のハブ【以下スイッチと呼びます】では、小型ONUを差し込んで多ポートONUとして使用できる。

https://wikiwiki.jp/fletssfponu/%E5%8B%95%E4%BD%9C%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E6%B8%88%E6%A9%9F%E5%99%A8%E4%B8%80%E8%A6%A7

「NTT 東日本 フレッツ光 小型ONU Wiki*」というのを知りました。

NTT の小型 ONU の動作実績のあるスイッチ一覧が助かりました。

そのリストにあった、Switch-M16eG(PN28160K) を手に入れましたので接続してみました。
16 ポートというのは、セッション分離スイッチとして使うには多すぎのようにも見えます。
テスト用スイッチであるということと、IPv6 のみで動作する IP Cam を多めに接続してのテストもやってみようと思ってのことです。

本体ファームウェアは、メーカーサイト公表の最新版 3.00.03 を適用しました。TFTP にて UPDATE します。
「最新ファームでは認識しなくなりました。」という機種も掲載されていますのでリスク覚悟でやってみました。

小型 ONU は、物理的大きさの問題で本体から飛び出します

NTT の HGW は、飛び出し部分も格納できる設計ですが、汎用 SFP ポート用だとこのくらい出ます。
HUB を壁付けにしたので気になりませんが、普通に置くとファイバーの取り回しが難しそうです。
SFP1 は、LAN15 との排他利用です。そのため LAN15 の LINK-LED が点灯しています。

RX-600MI は、電源を切って小型 ONU を取り出しします。スイッチに入れてスイッチを起動します。LAN ケーブルをスイッチから RX-600MI の WAN ポートに接続すればすぐに接続は回復しました。

RX-600MI の LAN ポートに接続していた別ルーターもスイッチに接続してみました。こちらもすぐに回復しました。

弊社ではフレッツのセッションプラスというオプションを契約して最大4セッション使えます。
現在、2セッション利用中、残りは実験用ですので、いろいろと接続してテストができます。

今後は、Panasonic の IPcamera や IoT 機器を直結して IPv6 のみでのアクセス実験の結果を記事にする予定です。

工房 はっとり

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