今日はお預かりしたパソコンのSSDを換装します
富士通のBIBLO SH76/E 128G SSD モデルです。 導入後2年ほど経過して容量一杯というのがお客様の訴え。
今回は、SSD(128G) からSSD(240G) という換装案件で、私としても初めての試みです。
HDD から SSD というのは数多く手がけてきましたが、いつか来ると思いつつも、「もう来たか」という感じ。
BIBLO SH76/E 128G SSD モデル ネットで調べると「128GB SSD はハーフスリムでマウンタが異なり、2.5インチサイズのSSDは搭載できないためご注意下さい。」とあります。
ちょっと焦りました。なんせ、受け入れOKの回答してから解ったので。トホホ。その昔、ThinkPad X40 の 1.8インチ HDD の交換を受注してしまって泣いたことがあるので悪夢がよぎります。
とはいえ、ディープに調べると、下位モデルは SATA 2.5″ HDD ということが判明、写真を見ても入りそうなのでチャレンジしました。 SSDは Intel の最新 530 シリーズの 240Gタイプを選択。 520シリーズは、7mm筐体に 9.5mm厚にするスペーサがネジ止めしていましたが、この 530 を開封してみると、スペーサは同梱されていたものの、貼り付けタイプなので、本体は 7mm厚。そのままで入りました。とても簡単でした。マウンタについては、弾力性のある部材を隙間に入れることで解決しました。もともと、HDD が格納されるサイズにほぼピッタリでしたので、振動に対する処置をしてやれば大丈夫でした。
データ転送は、いつも使用している EZ-GIG IV を使おうと思ったのですが、Intel® Data Migration Software 使ってみようということでインストールを試みました。
しかし、インストーラが USB 接続の 530SSD を認識できず、「Intel製品をお使い下さい」と出てしまい先に進めずあきらめました。デスクトップなら良いけどね。
やむを得ず使い慣れた EZ-GIG IV の活躍となりました。 欲張ってマニュアルモードを指定してパーティションを振り直したのですが、区切り位置を間違えて、最初から転送し直しということになってしまいました。オートマチックの方が最初からきちんと仕切ってくれていたことに気づき、改めて EZ-GIG のすばらしさがわかりました。
転送後のテストも無事に終了。
さて、納入後お客様から「速くなりました」との感想を頂きました。では、どの程度スペックが向上したかというと、、、従来のSSDと比較して、消費電力は5分の1以下! スペック上での書き込み速度は7倍、読み出しも3倍です。
相当な性能向上になっています。 バッテリーの持ちも良くなることが期待できます。
お約束ですが、今回のこの記事は、あくまで弊社の対応事例です。こり記事によりみなさまが試みされた結果を保証する物ではありません。
自己責任にて対応をお願いします。
SH/76E のHDD/SSD格納エリアを開いたところ、東芝製のハーフサイズSSD 128G が見えています。
ニンコム